最近 また 『ミス・マープル 』のDVDを見直しています。お家映画は 一週間に3本くらいのレンタルで過ごしているのですが、その間に 自前のDVDを入れ込んだり、誰かに貸していただいたり と テレビはほぼDVD再生機と化しています。
グラナダTVの『シャーロック・ホームズ』 デビット・スーシェさんの 『名探偵ポアロ』 ジェーン・ヒクソンさんの 『ミス・マープル』
この3つのシリーズは時々急に見たくなるので、清水の舞台から飛び降り 骨折しそうになりながらも 揃えました。ここ1年くらいは シャーロック・ホームズだったのが 急に心変わりで 毎晩 ミスマープルで過ごしています。DVD見て 同じタイトルの文庫を読んで…ややこしい性格?ですね。
ミスマープルは 編物と園芸が趣味の初老の素人?探偵。今まで何人かの女優さんが演じてこられましたが 、画像のジェーン・ヒクソンさんが 私は一番好きです。ちょっと硬い感じがしますが、アガサクリスティーは 彼女がまだ若い頃 直接「あなたが年をとったら 演じて欲しい」と言われたそうです。
1930〜1976年に書かれた12作がDVD化されてますが 画像のシリーズの時代背景は全てが大戦後の1950年前後。当時のイギリスの生活風景やファッションが正しく描かれてストーリー以外も見るべきものが多くて 編物のシーンや編物に関しての会話、花や植物、食べ物など何回見ても発見があります。
このドラマで「素敵な模様 」を handsome pattern 、 ハンサムはgood looking と教えてもらった。 シードケーキとはスコーンと同じくらい愛される紅茶のお供でキャラウェイシードだけのバターケーキのことで、本物と偽物がある。うずらは食べたことあるけど 「宝くじに当たったような大金が入ったら 山うずらを一匹丸ごと食べたい 」とミスマープル。「山うずら」ってどんな味なの?…セリフの全てが面白い。
シャーロックホームズの時代は リバティ商会が軌道に乗り国内外に支店を開いた頃(パリ支店1890年) 。 ポアロさんは1930年代 タナローンが発売された頃 。 ミスマープルの時代はタナローンが一般の人々に浸透した頃 。
19世紀〜20世紀のイギリスものを リバティと結びつけて見てしまうのは楽しい職業病です。