村上春樹著 『一人称単数』と『謝肉祭』

やっと涼しくなって読書のシーズン到来ですね。以前は寝る間も惜しんで読書が出来たのですが、最近はもっぱら積読状態。ベッドの横に積み上がった本を横目でチラ見しながら、ラジオ朗読聴きながら編み物。先日お客様から「お能の勉強はいかがですか?」と聞かれて、コロナのせいにして、モゴモゴとはぐらかせてお答えする始末。

久しぶりに一気読み出来た『一人称単数』村上春樹著 短編集だったのが良かった。音楽が主題とされる物語が多くYouTubeで出てくる曲を聴きながら読めたのも幸いでした。『謝肉祭』というタイトルの物語の中の女友達との会話、究極のピアノ音楽を選ぶとしたら何がいいか?2人とも、シューマンの『謝肉祭』を挙げる。音楽と物語と大人の会話が何ともお洒落で少しでもあやかろうとそれから毎日謝肉祭を聞いてます。YouTubeのルービンシュタイン演奏の『謝肉祭』のコメント欄。一人称単数からの来訪者であふれてました。ハルキストではないのですが、村上春樹さんの新刊本、スルーできません。

画像のリバティプリント2020秋冬「from Japan with Love」の中の〝Ai Teramoto〟。リバティファブリックスのためにデザインされた寺本愛さんのプリントで、日常の暮らしにあるものからとった奇妙な黄道十二宮星座のような柄。映画大好人として、岡田准一さん主演の『天地明察』を思い出させる柄です。

手作りガーゼハンカチ

ガーゼマスクの残り布の利用法のご質問を受け、ガーゼハンカチを作ってみました。小さなお子様でしたら15㎝角位からハンカチとして使えるのではないでしょうか。

作り方 参考にして下さい。

今回は110㎝幅を1/4に、約27㎝角にカットしてつかいました。★同じサイズのシングルガーゼを中表にし、1辺に7㎝位のひっくり返すあき口を残して、1㎝の縫代で周囲縫います。(角丸にして下さい)★表に返して0.5㎝の押さえステッチをかける。

★8番の刺繍糸をレース針4号で右の編み図を参考にシェル編みリボンを1m10㎝位編みアイロンで形を整える。

画像のようにハンカチに縫い付けます。角はゆとりをもって縫い付けて下さい。リボン状に編むことによってハンカチサイズを選びません。

レース針8号くらいなら、ガーゼの縁に直接編み込めるのですが、4号ですと針先が通らなく上記の縫い付け方法にしました。8番刺繍糸は色数が200色くらいあり、お好みの色が見つかると思います。

頂き物の無地タオルに縁どりとして付けたり、色々応用がきくと思います。

ジブリ仲間

ジブリ作品が大好きです。残念ながら映画館で見ることはほとんどなく ほぼDVDで楽しんでます。

先日小学生の手芸教室のおり子供たちと会話がしたくジブリの話を振ってみたところ、みんなが一致して好きなのは『トトロ』『千と千尋』それに『猫の恩返し』でした。『猫の恩返し』はみたことがなく、2回目の手芸教室のため、大人のジブリ友達にDVDを借りてにわか鑑賞。無事お話で盛り上がることが出来ました。小学3年生の子たちと対等にお話が出来るジブリは、ほんと凄いですね。

たまたま、夏休みはジブリ作品をもう一度制覇しようと『ナウシカ』から見直していて、見るのを躊躇していた、『風立ちぬ』『かぐや姫』もとうとう鑑賞終了。

敬遠していた理由は、『風立ちぬ』は 堀辰雄の小説が下敷きで結末がわかっていたので、見るのが辛く。『かぐや姫』は 友達が(ジブリ好き)「かぐや姫に出てくる男たち 何であんなにしょうもないねん?」といった言葉が引っかかっていたのです。

見てよかったですよ。『風立ちぬ』では 主人公の飛行機設計士の堀越二郎が 病に倒れた婚約者に急遽夜行で会いに行く汽車の場面 席が取れず連結部分で それでも計算尺片手に図面と格闘する姿に打たれ、『かぐや姫』では、帝をはじめ貴族たちの願いを振って月に帰るシーン。お迎えが、仏様以外大勢いる使者がすべて天女が描かれていたのが印象的でした。地球にはしょうもない男たちがいっぱいいるかもしれないけど、それでもやっぱり地球の方が良いんじゃないの…と感じました。本当は『かぐや姫』何を言いたかったのでしょうね。

水出しコーヒー

トランテアンから北西に車で1時間の「日吉町」は深い谷に囲まれて 天雅彦伝説、豊かな自然、天然温泉、日吉ダム…癒しに溢れたエリアです。『吉田農園』さんはそんな場所にあり、美味しい水を生かしてお米作りを中心にAM酵素農法をされています。

コロナで 阪急電車に乗ることも不要不急じゃない「カフェにコーヒーを飲みに行く」も出来ない今年の夏は、この吉田農園さんの水出しコーヒーで、お家コーヒーを楽しませていただいています。

パックを一晩水につけてパックを出し、冷蔵庫に保存。1度で7杯分 スタッフも含めたっぷりいただけます。水出しですとコーヒー抽出の腕も要らずすごく美味しいアイスコーヒーができあがります。

丸久小山園西洞院店茶房「元庵」

私の好きな京都のカフェの一つ「元庵」。場所は 市内の中心とはいえ、御池通り 西洞院を南に少し下がった、その辺りは 京の町屋が並び観光客もまばらでしっとりと落ち着いた雰囲気です。店内は席数も少なく、静かで、中庭に面して大きなガラス窓から入る木漏れ日が木の床に反射して、浮かび上がるお抹茶の色はそれはそれは美しく、手元のお気に入りの文庫本のページの色も目に優しい感じがします。京都に遊びに来る友達には、「是非お一人でどうぞ」と勧めます。みんなに知って欲しいけど、秘密にしたい、そんな場所です。

riekoが連載をさせていただいていた『よみうりキルト時間』もこの2020秋号が最終回。意識したわけではないのですが、リバティプリントが畳のお茶室にぴったりとマッチして 場所とカメラマンさんの腕とで最高のシュツエーションで仕上げていただきました。

イギリスのリバティプリントがこんなにも 〝和〟になって…リバティ百貨店の創始者 アーサー・ラセンビー・リバティ氏の思いが脈々と受け継がれているんですね。

つま先から編む靴下

夏休みの自習は つま先から編む靴下でした。一目にしろ二目にしろゴム編みの作り目を輪にしてするのはあまり得意じゃないので、つま先から編めば、最後はゴム編み止めで終わることが出来る!と思ったのが発端です。

つま先の作り目は意外とスイスイといけましたが、かかとに四苦八苦。靴下は2つあるんです。当たり前だけれど、手袋もそうですが、1つ目は注意して、きっちりと段数など、メモしながら製図とにらめっこで作るのですが、2つ目はわかってると思い込んでDVD見ながら編むと、間違えるんです。マチを左右で間違える、ヒールの引き返しを間違える、マチとかかとがフラットにならない。2回目で何度編み直しをしたことか。

それなのに レース模様を入れてお洒落な靴下に挑戦。何回もやり直してやっと完成しました

出来上がってスタッフに履いてもらって記念写真。初めてのレース模様の靴下。勿体無くてはけません。

つま先から編むか、履き口から編むか。どちらも慣れればそんなに違いは無いのですが、つま先から編む方が早くかかとのややこしい部分になるので、「難儀なことは早く超えた方が先に進みやすい」と感じました。ハイソックスも編みやすいのではないでしょうか。

次は何も見ないで編んでみます。靴下編むのって結構やみつきになります。

ゴーヤのゴーちゃん

毎年 グリーンカーテンのつもりでゴーヤを植えます。今年は思いの外豊富な収穫で毎日ゴーヤ三昧。季節を問わず玉ねぎは毎日のように使いますが(今は生で食べるのが多いかな)今年の夏はゴーヤも加わり、血液サラサラになってる気分。ゴーヤは 酢の物 ぬか漬け チャンプル…輪切りにして種もワタもついたまま天ぷらも美味しいですよ。画像は今年初めて知った キューちゃん味のゴーヤの漬物。大量消費にはもってこいのレシピです。

ゴーヤ4本 ★醤油200cc★酢100cc★味醂100cc★砂糖大さじ5〜8★生姜1個を千切り

ゴーヤを縦半分にし、ワタと種をとり1㎝幅に切る。塩少々をまぶしてしばらくおく。★印を全部お鍋に入れて沸騰させる。ゴーヤの水分をキッチンペーパーで拭き取りお鍋に入れて強火で1分。火を止めて冷めるまで置いておく

パリパリの〝ゴーヤのゴーちゃん〟が出来上がり

甘さや酢加減はお好みので調整して下さいね。ゴーヤ2本で調味液半分にして作ってみて下さい。1〜2日くらいか食べられます。苦味も気にならず多分お子様でもOKです。冷蔵庫に入れれば結構もつみたいですが、お裾分けしたりですぐになくなります。

ようかん 羊羹 虎屋の羊羹



羊羹が大好きです。特に 虎屋のおもかげ。皆んなに言うと、「嫌いではないけどほとんど食べる機会が無い」と返ってくる。神様に「あなたの残りの人生 おやつは1種類だけ許します」と言われたら、迷わず 「ようかん しかも おもかげ」と答えます。

あっ…でもお菓子は何でも好きですよ。皆さんが選んでくださるお菓子、お土産の地方色のあるもの、手に入りにくいもの珍しいもの、変わってるもの、洋菓子、何でも。          でもあえて一つだけと言われたら、のお話です。

そんな折に 見つけた本『ようかん』。京都市内とはいえ 西の端の上桂にいては めったに虎屋の羊羹は手に入りません。この本はその寂しさを埋めてくれます。内容は『ようかん全史』『ようかん好きは語る』『全国のようかん』等々

寝る前に さすが羊羹は食べれないので この本で楽しんでいます。エルメスやミナペルホネンさんもコラボしていらっしゃいます。恐れ多くて、ありえないけど、私がとらやさんとコラボなんて事がもしあったら…こんなのが作りたい… 妄想してしまいます。妄想なのでお許し下さい。

日本画家の片岡球子さんは リュックサックに画材ととらやの『おもかげ』を一本入れて写生に行き、羊羹をかじりながらスケッチしてた。と何かで読んだ記憶があります。夢だなぁ。でも 電車に乗らないと手に入らないのが良いのかも。

落語にも羊羹は良く登場します。それによると、包丁ではなく、へぎで切らないと美味しくない。江戸時代の人は意外と繊細。確かにフォークより黒モジの方が数倍美味しく感じます。

パリのとらやさんに行ったことがあります。日本人ばかりかと思ってましたが、パリジェンヌ パリジャンでほぼ満席。チョコレートようかんとコーヒーをいただきました。 また行きたいな。いつになったらパリに行けるかな。

トランテアン HP が出来ました

トランテアンのホームページが出来ました。去年の夏 突然のシャットダウンで 目の前真っ暗。半年くらいはボーっとしてましたが、お電話でお問い合わせくださるお客様が多く、自分達でなんとかしようと一念発起、そしてお手伝いくださる方も見つかって(というよりは 金の斧の女神ように 出現して との表現がぴったりなくらいでした)アドバイスを受けながら、スタッフが頑張りました。出来あがった昨日は 皆んなでコーヒーで乾杯。

お買い物できるのは キット数点ですが、徐々にアイテムを増やしていきたいと思っています。それと、生地はまだ販売出来る状態ではありませんので、模様帳としてご覧下さいませ。

このブログ『糸偏生活』は 今まで通りトランテアンの出来事やriekoの好きなもの好きなことを綴っていきます。お付き合いいただけたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

昨年から少しずつではありますが、編み物のお仕事もさせていただいています。画像は『毛糸だま』vol.187 秋号    Basic ×Basic の1ページ  使用糸はPuppy毛糸のKid Mohair fine 半袖セーターは130g (二本どり)カーディガンは295g(三本どり)とても軽く上がってます。数本どりにしたことで空気をいっぱい含んで暖かさも抜群です。キッドモヘアファインは色数も28色と豊富なので きっとお好みの色が見つかるはず。長く楽しんでいただけることと思います。

最近 YouTubeで朗読やラジオドラマを聞きながら手を動かすのを楽しんでます。動画はながら仕事はちょっと難しいのでもっぱら聞く専門です。今夏 はまったのが「NHK FM青春アドベンチャー」1時間〜2時間超の長編で時間が過ぎるのがあっという間です。          そこで知った谷山浩子さん。私世代には大変懐かしいお名前。50年前 人気だった〝ステージ101〟をご存知ですか?その一員でもあった彼女が本を書いていらっしゃるなんてしりませんでした。30年近く前のラジオドラマだそうですが

「悲しみの時計少女」

タイトルに惹かれて聴き始め 引き込まれました。何回もリピートして聞いて 本まで探して入手。1991年出版とあります。帯の綾辻行人さんの書評通り 日本の不思議の国のアリス ミステリーと思いました。ティム・バートン監督 是非映画にして下さいな。

今の時代 50年前の映像が見れちゃうの、ちょっと怖い感じもしますね。ステージ101の映像があったのには懐かしいやら 嬉しいやら。人気を分けていた 田中星児さんと塩見大治郎さん 今見ると エッ 結構おじさん…ゴメンなさい。自分の事はさておいてます。

「涙をこえて」「怪獣のバラード」歌えます。

糸偏生活27 19.Jan.2020

イタリア旅行 フィレンツェ

フィレンツェでは 〝インフェルノツアー〟に参加しました。ダン・ブラウンの「ダヴィンチ・コード」は御覧になられた方も多いのでは。2006年公開でした。その後「天使と悪魔」「インフェルノ」と続き、3作品とも難しい映画評やキリスト教解釈は別にして エンターテイメントとして楽しめる映画でした。トム・ハンクス演じるラングドン教授が事件に巻き込まれて右往左往するパリやロンドン、ローマと同じく インフェルノはフィレンツェとイスタンブールが舞台。なのでツアーがあるのです。場所はフィレンツェのヴェッキオ宮殿。映画では画像の500人広間の天井裏を駆け回り、地図の間の秘密のドアから裏に抜けたり、映画を見てたらとても楽しめるツアーでした。映画と違って天井裏は張りだらけで走り回るのは不可能。セットを組んで撮影したそうです。大きな壁画が物語のキーワードになるのですが、1500年代初めフィレンツェ共和国は レオナルド・ダ・ヴィンチ と ミケランジェロに壁画を依頼したのですが 完成せず ジョルジョ・バザーリが彼らの描きかけの上から完成させた話はとても興味深いですね。科学の進歩で未完成の彼らの絵が見られる日が来るかもしれませんね。

イタリアのお土産で手芸好きの方に喜ばれるタッセル。

こちらもお土産で人気の「サンタマリアノッベラ」薬局。サンタマリア教会の中(入り口は外から)にある世界最古の薬局です。800年の歴史があるそうです。昔ここの薬剤師さんに「全く化粧品を使わない生活をしてるのですが…」と相談したら 石鹸をすすめてくれました。以来 ここの石鹸のファンです。