イタリア フィレンツェの旅①
11月の初め イタリア フィレンツェに行ってきました。今回はお友達の息子さんが、イタリアンの料理修行でフィレンツェに滞在中ということもあって、友達と彼任せの旅行でした。冬休みのブログは フィレンツェ編です。
イタリアでも手芸屋さんは絶滅危惧商店となりつつあるようで、イタリアの手芸店に詳しい代官山の手芸屋さん『プルチーナ』の添田さんに聞いていたとおり、街歩きで手芸店に出会うことはほとんどなかったのですが、そんな中、友達が昨年見つけた本格的な刺繍屋さんに行けたのはとてもラッキーでした。壁一面 タピスリーウールの1束の分量がすごいです。そうそう、私の着てるワンピース、勿論リバティプリントです。
パリの刺繍屋さん 『アニーブーケ』も同じなのですが、日本にはこのようなお店はありません。キャンバスワークやニードルポイントでの椅子の張り替えやタピスリーが主で、もちろん小さなピンクッションやサシェなど ありますが、歴史的手工芸要素を強く感じます。上の画像はキットなのですが、キットで十万円越え、刺す時間を思うに、少しめまいが…友達がキットの背景の(分量が1番多い)色の交換希望を申し出るも(自宅に合わない) 即却下。オーナー兼デザイナーは素敵な、はにかみ屋の女性。絶対にご自分の色、歴史的背景の色をお持ちです。それが心地良く友達は勿論、私も大ファンになりました。
優雅なニードルポイントのチェス盤
キットは絶対に完成しないと分かっていたので諦めて(友達は数種類購入)ブレードを5mずつ5〜6種類買いました。目から鱗の測り方。私に1m尺を持たせて、ブレード全部を束に持ち 5回、5m分、はいお終い。おおらかこの上なし。
1800年代の手芸本を見せていただいて、ノスタルジックなバッグの写メを申し出たら ダメ!と断られたのですが、帰り際にコピーを渡してくれました。いつの間に?シャイで頑固だけど、手芸好きが通じて嬉しかった。