糸偏生活26 7.Jan.2020

イタリア フィレンツェの旅⑦ ミラノ編

友達が下調べしてくれてた 「HIGH TECH」へ 広くて 地下 2階もある大きな雑貨屋さん。

欧米人の好きな ハンティングトロフィーの 代用オブジェ。巣箱タイプは 段ボールにリバティプリントを貼って作れそうです。絶対 素敵になると思います。お子様の夏休みの宿題にいかがですか。

広くて見切れない雑貨の数々。全て御洒落。欲しい物ばかりです…懐具合いと 持って帰る重さと 最終 「どこに飾るの?」と自分に言い聞かせて諦めてばかりです。

今回 どこのレストランでも ほとんど パンは紙袋に入ってきました。

イタリアブランド   グッチ フェンディ プラダ トッズ ミュウミュウ フェラガモ マックスマーラ ボッテガべネタ ドルチェ&ガッパーナ アルマーニ ヴェルサーチ モンクレール 思いつくだけでも これだけありますが 私の好きなのは イルビゾンテ と フェリージ 上記のブランドに比べたら 価格はぐっとカジュアル。イルビゾンテはリバティとコラボしてました。

ミラノ中央駅 建築家フランク・ロイド・ライト(旧帝国ホテルの設計者)が 「世界一美しい鉄道駅」と称賛 リバティ様式やアールデコ等の混合様式。因みに 〝リバティ様式〟とは イタリアで 『スティルリバティ』と言われ アールヌーボーのこと。このリバティとは もちろんアーサー・ラセンビー・リバティが作り出したスタイルのことです。

ミラノの特徴の一つ 重厚な石造りの街並みをぬって走る 路面電車。

20年前 初イタリア旅行から帰ってすぐ 本屋さんで見つけた 『ヴェネチアの宿』美しいそしてわかりやすい日本語と丁寧な文章に魅了され 作者 須賀敦子さんの作品を読みあさりました。その中の『ミラノ霧の風景』に出てくるイタリア人のご主人の実家の鉄道官舎の描写が あまりにも私の育った風景とオーバーラップして ずしっと心の中に留まっていました。作品では 街中から電車に乗って街外れのお義母さんの家に行く様子が多く書かれて その様子は文面からも重たい どんよりとした空気が漂って来ます。世間的に言うと 須賀敦子さんは聖心女子大学を出たお嬢様だけど カトリックのクリスチャンでセマウル運動の実践者でも イタリア鉄道員の暮らしが貧乏と背中合わせで その貧乏から容易に抜け出せない と写った それがずっと気になっていました。このどれかの電車に乗れば 須賀敦子さんの鉄道官舎に行き当たるのだろうかと そんな思いで 線路の先を見ていました。

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