レイクオクタビア
2019秋冬のリバティプリント限定柄のテーマは、リバティ社の創業者アーサー・ラセンビィ・リバティの生涯をテーマにしたコレクションでした。彼は 冒険商人の先駆者の一人として、世界中の〝美〟を求め旅をし英国に紹介していました。英国装飾芸術、1800年代後半の耽美主義運動に与えた影響は計り知れません。もちろん日本にも来ております。
2019秋冬のコレクションの中で 最も気になった柄の一つが 画像の「Lake Octavia」レイクオクタビア。リバティ社のアーカイブに保管されていた作品からインスパイアされたものです。穏やかな水面を飛んでいるカワセミを満開のアイリスや芍薬、菊が取り囲んでいます。かれの姉妹の名前が付けられたこの柄にとても惹かれました。
この柄は私に 悠久の奈良の都大路をゆったりと行き交う様々な国から渡来した、知識階級層と大和の人々の交流をイメージさせます。その様子は雄大で美しくまさしく理想郷に近かったのではないでしょうか
その レイクオクタビアを使ってコラージュバックを作りました。コラージュバックはriekoにとってのキャンバスです。最初に感じたイメージをパッチワークという手法で差し色(他の柄のピース)を使ってより明確にするのが課題です。いわゆる絵の具代わりが そのピースです。
バッグのタイトル『 大和まほろば』