糸偏生活24 1.Jan.2020

2020年 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

愛宕山の今日、元旦の日の出。落語の演目でも有名ですが、眼下に一望の景色は素晴らしいと聞いています。愛宕山のお札は 火の神様への安全祈願のお札で 京都の台所には必ずと言っていいくらい貼ってあり とても身近なものです。登った人はご近所、知り合いの分も請け負っていただいて来てくれます。私も一度は経験してみたかったのですが、皆んなに止められます。登山と言うほど高い山ではないそうですが、中途くらいまでとっても急で、特にお正月と8月は流れがあって、登ってくる人、下山する人に邪魔にもなるらしい。京都では中学生で授業で登るそうです。画像は毎年 同級生と登ってるスタッフが撮ったものです。落語『愛宕山』は 桂米朝さん 古今亭志ん朝さんが好きです。

ここ十年 落語にはまって、おやすみ落語三昧でした。が 昨年はたと気づいたことがあります。この世の中楽しそうなことはいっぱいあって、ほとんどを知らずにいるのは勿体無い。2020年のキリのいい年から10年 1年ずつ色々経験してみる価値はあるのではないかと。自分で身体を動かすことは嫌いなので、フラダンスとか社交ダンス テニス…はありえないし、編み物 縫い物で 今でももっと時間が欲しいくらいなので、何か楽器とか 外国語、書道 絵画など 宿題のあるもダメ。受け身で楽しめるものが良い。歌舞伎 謡曲、仕舞 能 講談 オペラ バレエ…。その中では能が1番難しそう。なので今が1番若いことを考慮して、この1年 能 を何とかしてみようと思います。

年末に2冊 早速本を買って読んでみるもさっぱりわからない。(上右 下) 指南書 とか能の見方 とか これは初級編でその前の入門書が必要と 「能入門」を買い足して、今日新年、読み出しています。でも 難しい。来年には 『薪能』鑑賞を報告したいです。『能の見方』には 「知識を持つのは勝手ですが それ以上の美しいものがあり それに出会うことだけがお能を見ると言える」とありますが 本から入らないと不安な年齢です。

糸偏生活23 30.Dec.2019

2019大晦日

12/28日 恒例 トランテアン忘年会 大鍋2個いっぱいの おでん(関東炊き) 差し入れのお酒やおつまみ、riekoの友達は 1人一品持ち寄りで と言っても参加者は20〜30人 ご近所のお客様達。一品の量は半端ないです。夕方6時ごろから 参加 退出 自由 日にちは変わって1時半まで 楽しいですよ。

12/30日はお餅つき。これまたお客様の若い方々に声かけしてお手伝いをお願い。皆んなで作って その場で おろし餅や きな粉 たらこ餅 …少しづつですがお土産も出来ました。丸餅の上にポチっと小さなお餅がのっかってるのは〝星付きさん〟と言って京都独特のもの。水回り、おくどさん にお供えします。

HPのトラブルでどうなるんだろうと不安でしたが、先ずはブログだけでも再開出来てホッとしております。通販も来年の早くにはオープン出来るよう頑張ります。

今年も大勢のお客様に来ていただき 本当に有り難く感謝でいっぱいです。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

皆様にとりまして2020年 良き年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

糸偏生活15 20.Dec.2019

魔女にはなれない

知り合いから、「園芸店で『大丈夫 実をつけます』と言われて2株買ったのに 何年たっても実がつかないので 」 と いただいたオリーブの一鉢に今年 実がつきました。画像は 収穫忘れの実です。緑色の実が いつのまにか黒になって 南仏みたい!と一人で喜んでます。今年の春 ご近所に新築のお洒落な白いおうちが建って、その御宅の玄関にオリーブが植えられたのが実のなった要因かな?って前を通る度に心の中で感謝です。

こちらはカラマンシーの木。昨年は全然実を付けなくて心配でしたが、こちらも今頃鈴なりの実。カラマンシーは「奇跡の実」とも言われ、シークァーサーの代用にもなり アジアでは 魚 肉料理には欠かせない柑橘類だそうです。

10年程前に、カラマンシーの苗をくださったのは 「すみれが丘の魔女」様。今日はすみれが丘の魔女様の代理で宮城の魔女様から〝魔女のレモンケーキ〟が届きました。魔女の宅急便じゃないですが、『魔女』と言う言葉には それだけで見えない魔力がありますよね。日本各地に魔女様はいらっしゃいますが、皆様 園芸 、特にハーブのオーソリティーで 手芸や手仕事もプロ並み 生活の全てを楽しみに変えられる特性をお持ちです。憧れますが、ずっと「魔女見習い」の日々が続いてます。 と このブログを書いてる途中で 「上桂の魔女」様と心の中で密かに思う方から お庭で収穫の レモンをいただきました。

冬の黄色 元気が出ます。サーモンマリネを作ろう。国産無農薬レモン 高いのよねー。蜂蜜レモンも仕込みます。たっぷりレモンが使えるなんて、幸せ!です。

糸偏生活 9 10.Dec.2019

12月は 贈答シーズン。贈ったり贈られたり、儀礼的なものもあるけど、でも相手のことを思って贈り物を選ぶのはとても楽しい時間です。

先日ステキなプレゼントをいただきました。

本の上で 羊を前に 教会を抱いている東欧風の女性の木彫りの置物。

羊を飼い 花を売る 牛車で物資を運びその日に稼いだお金で夕食を食べている国がある

とカードに書いてありました。抱いている教会は ルーマニアのトラシルバニアという村にある教会だそうです。

編み物と縫い物をコツコツとするのが大好きな私は 時間が過ぎるのに無頓着で、 花を育てたり 畑を耕す、ペットでない動物を飼うことなどはきっと無理だと思う。誰かが育ててくれた花や 野菜も 誰かが作ってくれた糸で 何かを作って 物々交換なら 生きていかれるかな? …音楽があって図書館もあって欲しい。

糸偏生活89.Dec.2019

冬の味 せこ蟹

京都の人が 冬の到来を感じる食べ物の一つに 画像の「せこ蟹」があります。「こっぺ」とも呼ばれています。トランテアンでも ご近所さん同士出会われると 「もう こっぺ食べた?」が挨拶のように交わされます。松葉蟹のメスで 普通全国的に食べられているのは オスだそうです。甲羅の幅が10㎝くらいの小さな蟹です。riekoは京都に来るまで知りませんでした。

美味しい と 面倒 どっちを取るか なんて野暮なことは考えられないほど 〝すごく美味しい〟と 皆さんおっしゃいます。

せこ蟹は メスなので 内子(甲羅に入っている)と外子(下部に盛られてる)が特に美味しい。甲羅の中身以外 いつもはガシガシと殻ごとかじるか、(脚の中身は贅沢にも食べないひともいる)お味噌汁に入れるか なのですが、近所の時々おじゃまする居酒屋さんに持ち込んで (全くの下戸です)さばいていただきました。美しいです!上桂にも 遂に 冬が来ました。