私の好きな京都のカフェの一つ「元庵」。場所は 市内の中心とはいえ、御池通り 西洞院を南に少し下がった、その辺りは 京の町屋が並び観光客もまばらでしっとりと落ち着いた雰囲気です。店内は席数も少なく、静かで、中庭に面して大きなガラス窓から入る木漏れ日が木の床に反射して、浮かび上がるお抹茶の色はそれはそれは美しく、手元のお気に入りの文庫本のページの色も目に優しい感じがします。京都に遊びに来る友達には、「是非お一人でどうぞ」と勧めます。みんなに知って欲しいけど、秘密にしたい、そんな場所です。
riekoが連載をさせていただいていた『よみうりキルト時間』もこの2020秋号が最終回。意識したわけではないのですが、リバティプリントが畳のお茶室にぴったりとマッチして 場所とカメラマンさんの腕とで最高のシュツエーションで仕上げていただきました。
イギリスのリバティプリントがこんなにも 〝和〟になって…リバティ百貨店の創始者 アーサー・ラセンビー・リバティ氏の思いが脈々と受け継がれているんですね。