村上春樹著 『一人称単数』と『謝肉祭』

やっと涼しくなって読書のシーズン到来ですね。以前は寝る間も惜しんで読書が出来たのですが、最近はもっぱら積読状態。ベッドの横に積み上がった本を横目でチラ見しながら、ラジオ朗読聴きながら編み物。先日お客様から「お能の勉強はいかがですか?」と聞かれて、コロナのせいにして、モゴモゴとはぐらかせてお答えする始末。

久しぶりに一気読み出来た『一人称単数』村上春樹著 短編集だったのが良かった。音楽が主題とされる物語が多くYouTubeで出てくる曲を聴きながら読めたのも幸いでした。『謝肉祭』というタイトルの物語の中の女友達との会話、究極のピアノ音楽を選ぶとしたら何がいいか?2人とも、シューマンの『謝肉祭』を挙げる。音楽と物語と大人の会話が何ともお洒落で少しでもあやかろうとそれから毎日謝肉祭を聞いてます。YouTubeのルービンシュタイン演奏の『謝肉祭』のコメント欄。一人称単数からの来訪者であふれてました。ハルキストではないのですが、村上春樹さんの新刊本、スルーできません。

画像のリバティプリント2020秋冬「from Japan with Love」の中の〝Ai Teramoto〟。リバティファブリックスのためにデザインされた寺本愛さんのプリントで、日常の暮らしにあるものからとった奇妙な黄道十二宮星座のような柄。映画大好人として、岡田准一さん主演の『天地明察』を思い出させる柄です。

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